悩むママ友【お悩み】実家の片付けで出てきた着物。買取に出すと「がっかりするほど安い」って聞くけど本当?
値段の話と、家に来てもらうときの話。この2つを先に知っておくと、がっかりはかなり減らせるよ。
実家じまいを始めると、たんすの中の着物をどうするかで手が止まりがちです。思い出もあるし、高かったはずだし、でも誰も着ない。
この記事では、着物買取で「がっかりした」という声がどこから生まれるのかを整理し、売る前にできる準備をまとめました。
- 着物買取の「がっかり」は、値段とやりとりの2種類
- 買ったときの値段と、売るときの値段がちがう理由
- 出張買取で知っておきたい法律のルール(クーリング・オフなど)
- 査定の前に家族でしておきたい5つの準備
着物買取の「がっかり」は2種類ある


ネットの相談や口コミを読んでいくと、「がっかりした」の中身は大きく2つに分かれます。
| 種類 | よくある中身 | 予防のしかた |
|---|---|---|
| 値段のがっかり | 何十万円もした着物に、数百〜数千円しかつかなかった | 値段が決まるしくみを知り、期待をととのえておく |
| やりとりのがっかり | 家に来た人に、着物以外の品まで売るよう迫られた | 出張買取のルールを知り、その場で決めない |
Yahoo!知恵袋には、40年前に50万円で仕立てた母親の訪問着と帯を手放したい、でもフリマアプリでは正絹の訪問着が数千円で並んでいて戸惑った、無理に安く買っていく業者もいると聞いて不安、という相談が寄せられています。この相談には、値段の不安とやりとりの不安の両方が入っています。順番に見ていきます。



何十万円もした着物が数千円って聞くと、ちょっとショックだなあ…。
値段でがっかりしやすい理由
買ったときの値段と、売るときの値段は別もの
着物の値段には、仕立て代や呉服店の手間など、次の持ち主には引きつげない分がたくさん入っています。買取の値段は「中古の着物として、次にいくらで売れそうか」から決まるので、買ったときの値段とはそもそも物差しがちがいます。
バイセルの公式サイトのよくある質問でも、1枚いくらになるかは種類や状態で変わるので一概には言えない、と説明されています。「〇十万円したから、せめて〇万円」と思って査定を受けると、差が大きく見えてがっかりにつながりやすくなります。
値段を左右するのは、状態・素材・サイズ・証紙
福ちゃんの公式サイトでは、査定で見るところとして素材・色柄・年代・シミなどが挙げられています。実家の着物でよく当てはまるのは、次のようなところです。
- 状態:たんすに長くしまっていると、シミ・カビ・黄ばみが出やすい。シミがあっても買い取る会社はあるが、値段は下がりやすい
- 素材:正絹(絹だけで織った生地)かどうかで大きく変わる。ウールなどは買取の対象外にしている会社もある
- サイズ:昔の着物は身丈や裄(ゆき)が今の体格より短いことが多く、着られる人が限られる
- 証紙・落款:産地や作家を示す紙や印。あると価値を説明しやすい。なくても査定はしてもらえる
バイセルのよくある質問では、証紙がない着物や紋の入った着物も買取できる一方で、喪服やウールなど同社が決めた「買取不可品」は買い取れない場合がある、と書かれています。喪服は多くの家にある着物なので、先に確かめておくと「1枚も売れなかった」という残念さを避けられます。
「値段がつかない=価値がない」ではなく、「中古として次に着る人が見つかりにくい」ということ。そう考えると、ちょっと気持ちが楽になるよ。
やりとりでがっかりしないための、出張買取のルール
もうひとつのがっかりは、家に来てもらったときのやりとりです。国民生活センターには、着物などを売るつもりで呼んだのに、ほかの品まで買い取られたという相談が続いています。
「不用品や和服の買い取りのはずが貴金属を買い取られた」といった相談が寄せられています。
出典:国民生活センター「訪問購入」
同じページによると、訪問購入の相談件数は2023年度が8,623件、2024年度が7,909件、2025年度が7,523件です。少しずつ減ってはいますが、毎年7,000件をこえています。
家に来てもらって品物を売る取引は「訪問購入」と呼ばれ、特定商取引法で決まりがあります。消費者庁の特定商取引法ガイド「訪問購入」をもとに、知っておきたいものを表にしました。
| ルール | 中身(要点) |
|---|---|
| 頼んでいない勧誘の禁止 | こちらから頼んでいないのに、家で売買の勧誘をしてはいけない |
| 再勧誘の禁止 | 「売らない」と伝えたあとに、しつこく勧誘を続けてはいけない |
| 書面を渡す義務 | 申し込みや契約のときに、品物・金額・会社名・クーリング・オフなどを書いた書面を渡す |
| クーリング・オフ | 書面を受け取った日から数えて8日以内なら、契約をやめられる |
| 品物を渡さなくてよい | クーリング・オフの期間中は、品物の引き渡しを断ることができる |
つまり、査定を受けたからといって、その場で売る必要はありません。売ると決めた場合も、8日間は考え直せます。この2つを知っているだけで、気持ちにかなり余裕が持てます。
困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターにつないでもらえるよ。
査定の前に家族でしておきたい5つの準備


実家の着物は、持ち主が親や祖父母のことが多いもの。値段のがっかりと、やりとりのがっかりを両方へらすために、査定の前にしておきたいことをまとめました。
①残すものと手放すものを、家族で分けておく
形見として残したい1枚が、まとめて査定に出されてしまうのがいちばん後悔につながります。持ち主や兄弟姉妹に先に声をかけ、残すものは別の場所に移しておくと安心です。



形見にしたい着物があるかどうか、先に聞いておかないとね。
そうなんだよね。手放したあとで「あれは残したかった」は取り戻せないから、ここがいちばん大事だよ。
②着物・帯・小物をひとまとめにする
帯や帯締め、草履なども査定の対象にしている会社があります。ばらばらにしまってあると出し忘れやすいので、売る候補は一か所に集めておきます。証紙やたとう紙が見つかれば、いっしょに置いておきましょう。
③見てほしい品目を、申し込みのときに伝える
「着物と帯を見てほしい」と最初に伝えておくと、話がずれにくくなります。見せるつもりのない品は、査定をする部屋に出しておかないのも一つの方法です。
④その場で決めず、ほかの会社とも比べる
同じ着物でも、会社によって値段がちがうことはよくあります。福ちゃんの公式サイトでは、金額に納得できず断っても査定料や出張料はかからないと説明しています。断っても費用がかからない会社を選び、1社目で決めないのが、値段のがっかりを減らす近道です。



その場で「売ります」って言わないと、なんだか悪い気がしちゃうなあ…。
断っても費用がかからない会社なら大丈夫だよ。「家族と相談します」で十分!
⑤書面を受け取り、8日間はとっておく
売ると決めたら、書面を必ず受け取り、クーリング・オフの期間が過ぎるまで捨てずに保管します。親が一人で対応する場合は、家族も書面の置き場所を知っておくと安心です。本人確認の書類(運転免許証など)も手元に用意しておきましょう。
値段がつかなかった着物はどうする?
査定で値段がつかなかった着物も、すぐに捨てる必要はありません。考えられる行き先はこのあたりです。
- 別の買取会社にも見てもらう(会社ごとに得意な品や基準がちがう)
- 着物を受け付けている団体に寄付する
- 小物や布としてリメイクする
- 住んでいる市区町村のルールにそって、ごみとして出す
手放したあとに後悔しやすいポイントは、着物の処分で後悔しないための考え方にまとめています。
出張買取の会社を選ぶときに見るところ
家に来てもらう会社を選ぶときは、宣伝の言葉よりも、次のような「確かめられる情報」を見るのがおすすめです。
- 古物商の許可番号と、会社の住所・電話番号が公式サイトに出ている
- 査定料・出張料・キャンセル料がかかるかどうかが書いてある
- クーリング・オフの案内が公式サイトにある
- 喪服やウールなど、買い取れない品が先にわかる
このサイトで調べている着物の出張買取の会社は、次の2社です。どちらも許可番号や会社情報を公式サイトで公開しています。
今月のキャンペーン
毎月の抽選で、
買取金額が5倍
出張買取で5,000円以上成約した人から、毎月抽選で最大25名(上限10万円)
対象は2026年11月1日〜11月30日の成約分
抽選のため、全員が対象になるわけではありません。売れるかどうかは品物の状態によるので、まずは相談からがおすすめです。
- 運営:株式会社BuySell Technologies(東証上場)
- 自宅に来てもらう出張査定が中心。相談は電話・Webで24時間受付
- 古物商許可:東京都公安委員会 第301041408603号
今月のキャンペーン
毎月の抽選で、
買取金額が最大5倍
出張買取で5,000円以上成約した人から、毎月抽選で最大30名(上限10万円・後日振込)
対象は2026年11月1日〜11月30日の成約分
抽選のため、全員が対象になるわけではありません。売れるかどうかは品物の状態によるので、まずは相談からがおすすめです。
- 運営:株式会社REGATE(大阪市)
- 出張査定が中心。電話の受付は8:00〜20:00・年中無休(年末年始をのぞく)
- 古物商許可:大阪府公安委員会 第621060140991号
ほかの会社もふくめた違いは、着物買取の会社を比べた一覧で表にしています。
まとめ
- 買ったときの値段と売るときの値段は別もの。状態・素材・サイズで大きく変わる
- 喪服やウールは買取の対象外にしている会社もあるので、先に確かめる
- 家に来てもらう取引はクーリング・オフ8日間。その間は品物を渡さなくてよい
- 残すものを家族で分け、その場で決めず、2社以上を比べる
次の一歩は、たんすの着物を「残す」「手放す」「迷う」の3つに分けるところから。手放す分だけを、断っても費用がかからない会社に見てもらうと、がっかりも後悔も小さくできます。
契約や引き渡しで困ったときは、ひとりで抱えずに消費者ホットライン「188」へ。消費者庁の案内ページで、つながる先を確かめられます。

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